2006年07月18日

初級シスアド講座 第56回 暗号化の練習問題2

暗号化の問題は、よく出題されますが、問われ方が少し変わるとわからなくなる方が多いです。
そこで、前回と少し角度を変えた問題をいきますね。

問題25 (H10AN午前問22)

公開かぎ暗号方式を用い、送受信メッセージを盗聴されないようにしたい。
送信元が必要とする暗号かぎはどれか?

(ア)あて先の公開かぎ

(イ)あて先の秘密かぎ

(ウ)送信元の公開かぎ

(エ)送信元の秘密かぎ














正解は(ア)のあて先の公開かぎとなります。

この問題は、語群の意味がとらえにくいのですが、問題の流れから考えると、

○ かぎを発行したのは、あて先か送信元のどちらか?

○ 発行したかぎは、公開かぎ方式か、秘密かぎ(共通かぎ)方式か?

の2点に分けて考えるとわかりやすいです。

語群には公開かぎ方式、秘密かぎ方式とうように方式という言葉が入ってないのですが、上記の2点で整理して、設問中の「送信元が必要とする暗号かぎはどれか」という言葉から考えると、暗号化や、復号化の際のやり方を聞いているのではなく、かぎ自体の方式を聞いていることがわかります。

前回のポイントでまとめましたが、一番混乱するところがここです。


前回の復習(前回のまとめに一部ことばを補足しました)
-----------------------------------------------------------------
用語の使い方で、暗号化システム全体(かぎの方式のこと)を指して呼ぶ場合と、
暗号化、復号化の段階での処理のことを呼ぶ場合の違いを確認してください。

例えば、「公開かぎ方式」、「共通かぎ方式」、
「公開かぎ暗号システム」、「共通かぎ暗号システム」という場合は、
暗号化と復号化をあわせたシステム全体のことを指します。

それに対して、「公開かぎ」、「共通かぎ(秘密かぎ)」
と呼ぶ場合は、暗号化を行うときか復号化を行うときの
暗号化システムの一つの過程の、方法を指します。

---------------------------------------------------------------

今回の問題の場合、問題文中に、方式やシステムという語が入っていないときもありますので、自分でどちらであるか考えないといけません。

問われているところがわかれば、次のように答えを導いてください。

○ 盗聴されないようにするために、復号化のかぎが、
  秘密かぎになっていなければいけない。

○ 秘密かぎを使う側の人が所有者となり、あて先が所有者となります。
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